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2014年02月18日

死因百科/マイケル・ラルゴ(橘明美監訳:紀伊國屋書店

死を見つめ向き合うことで生を救い上げようとした、まえがきからそんな思いを汲み取れました。
それはアメリカの統計、アメリカと日本の文化の違いも感じ取ることができます。


アイスクリーム・あくび・瘧(おこり…という症状が死因としていたのは二十世紀初めのころまで、それから何百種類もの病気が発見され病名が付けられていることに医学の進歩を推し量ることができます)・傘・火事(建築基準法などなかったころには、火事で焼死する確率は高かったのですね。基本的に木造で、非常口はなく、照明には液体燃料、料理には石炭か薪のかまど…;)・狂犬病・強迫性障害・拒食症・熊・車・車からの落下物・結合双生児(2004年に98組が誕生、そのうち分離手術を受けて両方とも生存しているのは3組)・コウモリ・肥溜め・蜂・仕事(タイムカードに出社時刻を打ち込んだのに、退社時刻は打ち込めなかった)・自宅出産・脂肪吸引(医原性疾患)・瀉血・浸水足・人体実験・人体の自然発火・ストーカー・性感染症・戦争・中絶・つまようじ・頭部切断・生リンゴジュース・ビーチ・ボウリング・マスコット・水・虫歯・もち(日系アメリカ人の間でも、おもちはお正月に欠かせない食材なのですね)・幽霊・老衰・笑い…


19世紀ころまでよくあったという、瀉血という死因。現代語訳なら医療事故ということにもなるのでしょうけれど、つまり殺人ですよね。
それから死因・病名が何百種類も産まれ、苦痛を和らげ生きながらえる知識を得て、寿命は飛躍的に伸びていますが、死を忌み嫌うものとする認識は近代社会の200年余り変わっていないようです。
生きることへの執着と、知らないことの幸せを感じます。


不謹慎なのではなく…巻末にまとめられた墓碑銘からも感じられるように、まさにそれは「人間社会レポート」。
人の豊かさを感じます。

感謝します、ありがとうございます。

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2014年02月14日

働かずに1億稼ぐ考え方/小池則雄:アチーブメント出版

自分ひとりの力で一億円稼ごうとするのではなく、何でもかんでも自分でやろうとするのではなく、御縁ある方々へ感謝を持ちつつ、稼いで頂こうと・稼がせて頂こうと…成長を共に喜んでいこうという経営者の哲学・考え方を綴った本。

サーティーワンとタックルベリ−という全然異業種に思えるような商売をしていても、その土台は同じなんですね。

文末の言葉…「ケタ違いのことをやってのける自分たちの可能性を信じて、ともに行動を起こそうじゃないか。」
社会へ…特に若い世代へのエールが感じられました。



21任せる技術を体得し、寝ている間に稼ぐこと。経営者はこの域を目指すべき。

35ハーゲンダッツは、卸売りをメインとする方針に切り替えた。これは利益を確保できる有効な戦略。しかしディスカウントになりやすく、ブランド価値の維持が難しくなる。専門店のチェーン展開はサーティーワンだけ、ニッチ市場を独占。

38学ぶ力は社会での実践を通してのみ培われる。お店は社会を学ぶための最高の学校。
40私(経営者)の役割のほとんどは、社員や幹部を教育すること。

46すべて見せることが信頼の証。見えることから相互信頼が生まれる。
51何でもかんでも自分でやろうとしたがる人が多すぎる。
116実力がつけばつくほど、謙虚になっていく。
123お客様が上の「逆三角形」…みんながお客様のほうを向いて仕事をしている。
138大組織ではなく、そうした多数の小組織を統合するシステムを持っている組織が、絶対に伸びていく。
146「一店突破、全面展開、ワンパターン」
154負けないようにすることにかけては、私は非常に慎重を期している。
156非常識なことに挑戦していかない限り、人間も会社も衰退していく

158「任せる経営」をしていけば、「寝ている間に稼ぐ」
160 CtoBtoC
170融資枠をとっておく、立地の目星をつけておく、条件に合う話しが来たらすぐに動く。
174つねに「代替案」を用意しておく
192自分の考えに執着しない方針に切り替え
195ディスクローズ…銀行にお金を借りに行くのではなく、お金を出したいなら出しなよ、と言えるようになる。「戦わずして勝つ」
198帰納法で考える

208「何をするか」ではなく、「どんな人になるか」と考えてみてほしい。
213相手に思い込みで期待したり、誰かのせいにして責めたりするのは間違い
216草食系だろうが、肉食系だろうが、やれる奴は自分でちゃんと伸びていく。
222余裕を持つこと…余裕がないと、辞めることも、断ることもできなくなる。
231悩みは過去にあり、問題は未来にある。
238「起業家」ではなく、「企てる」という意味の「企業家」を目指してほしい
242自分のためにやるのは欲で、人のためにやるのが夢だ。若い人たちにはぜひ、「欲」ではなく、「夢」を持ってもらいたい

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posted by moya at 12:48| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月07日

利他のすすめ/大山泰弘:WAVE出版

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お釈迦さまの十六羅漢の一人、周利槃特。障害者雇用からその教えに出会った著者。
人のために動くから、「働」と書く。


P28
人間の幸せは、ものやお金ではありません。人間の究極の幸せは次の四つです。
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
そして、人から必要とされること。
愛されること以外の三つの幸せは、働くことによって得られます。
障害を持つ人たちが働こうとするのは、本当の幸せを求める人間の証なのです。

P58
自分にとって「当たり前」のことが、必ずしも相手にとっての「当たり前」とは限りません。
私たちは自分を変えることはできます。
自分が変われば相手も変わりはじめます。

P65
「手段」にこだわりすぎるのではなく、「どうすれば結果を出すことができるか」を考え抜く。
そうすれば、きっと新しいやり方を見つけることができるはずです。

P102
人のために動くことによって、私たちは「無我」になることができます。

P110
目の前の仕事に一所懸命に取り組んでみる。そうした努力を積み重ねているうちに、仕事が上達して、技術が磨かれ、周りから評価され、大切にされる存在になります。それが「個性」と呼ばれるのです。

P119
ひとりでも多くの人の役に立とうとするー。
そのことによって、私たちは、「私」をはなれて「公」に至ることができるのです。

P127
「迷ったときこそ、人のために動く」

P154
「逆境を甘んじて受け入れ最大限にいかせば、道は拓かれる」

P156
マズロー欲求五段階説
「生理的欲求」
「安全の欲求」
「所属と愛の欲求」
「承認の欲求」
「自己実現の欲求」

P157
はじめから、「実現すべき自己」がどんなものか、自分の持つ能力や可能性がどんなものか、誰にもわからない。

P163
安心立命
「利他の心」の根源は、愛を求める心にほかなりません。「愛他の心」こそ幸せの源なのです。

P165
「福祉主義」の提案

P172
この世の最大の不幸は、貧しさでも病気でもありません。
自分が誰からも必要とされないと感じることです。マザー・テレサ



社会主義→民主主義→福祉主義の提案などには男性的な視点を感じたりしましたが…。
根底にあるのは仏教の教え。読みやすく、心に響く言葉が綴られています。

誰からも必要とされない存在であることほど、辛く切なく不幸なことはないでしょう。しかし人は必要とされ過ぎても負担を感じることがあります。必要とされていたことから解放されることに喜びを感じることもあります。
「必要」を尺度にすれば、必要とされ過ぎ=求められ過ぎの人がいればまったく求められない人もいます(いるのかな?)。最大限利他に貢献できる中庸を心掛けるべきなのでしょうか。
しかし不幸と認識できることがあるからこそ幸せが成り立つことを思うと、所詮それは鏡写し?
一般的に認識される幸と不幸はをれなりに理解できたつもりだから、それに則って出来る限り利他=他の人の利益・幸せに貢献していきたいね♪

感謝します、ありがとうございます。

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2013年12月30日

ハンドブック/江口宏志:学研

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街の本屋さんから古本屋さんから本屋さんのディスプレイから本に関するイベントから…出版・製本に携わってみたり、本というものも書籍に限らず時にはペーパーバックを取り扱ったり。

様々な形で本と関わってきた著者、その中での想いと、そこで出会った本たちが紹介されています。

本と人を繋げる著者の想いが伝わってきます。



そんな感じだから、何も考えず手に取ってぱっと開いたページから違和感なく読み進めていくことができます。
逆に言えばどこでも後ろ髪を引かれずに読書を中断できます。

中途半端に空いた時間をつぶせて、時には何か雑学を教えてくれたり。
そういう意味では重宝な本かもしれません。


ジャンルを問わず様々な本が紹介されているので「面白そう」と読みはじめたのですが、あまりにジャンルを問わなさすぎて興味が持続できませんでした。

ここから何かを拾い出そうとするのなら、本屋さんになってみるのがよさそうですね。ww


感謝します、ありがとうございます。



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2013年11月12日

僕は君たちに武器を配りたい/瀧本哲史:講談社

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これから社会に出ようとしている方々への語りかけ…そんな体をなしているけれど、この社会の中で嘆いている人皆へのエールのように感じました。



コモディティ化…それが市場に多く出回るようになり代替がきくようになり、その価値は下がり買いたたかれるような状態。
弁護士もTOEICもMBAも…必死で知識を身につけても買いたたかれる。
高学歴であってもワーキングプアになることが珍しくない。
目指すは唯一の人=スペシャリティ。

資本主義の歴史を振り返ると「略奪」に始まり、アヘンに代表されるような「交易」に至り、いわゆる産業革命の「生産性革命」があった。
労働者は必然的に買い叩かれる。

奴隷になる勉強ではなく、自由人になるための勉強を。
リスクを取らないことが大きなリスク(機会損失!)


「人間分子、あみ目の法則」
人間同士びっしりつながり、切っても切れない関係。そこには得と損という物質のつながりのような関係が残っていて、利害が衝突すれば争って、すみずみまでは人間らしいあいだがらにはなっていない。
「ほんとうに人間らしい関係とはなんだろう?」

投資家として生き、自由のための教養に結びつく勉強をし、人間らしい関係を探っていこう。



…つまり…、一人の人として皆が最高の武器を持っていることを…人としての自覚を持って、もっと自由に生きよう!
そんなメッセージのように受けとめました。
青い鳥はすぐそこにいること。
せっかくですから楽しませていただきましょうよ。ね♪

感謝します、ありがとうございます。



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2013年10月16日

哲学しようよ!/白取春彦:すばる舎

身近っぽい疑問に身近っぽい解答者が哲学的な語り口調で回答していく、そんな論題が33篇。



道徳って何?…そんな疑問に元暴走族のボランティアがカント実践理論批判を引用して答えていたり。

美って何?…そんな疑問に新宿二丁目のゲイがカント判断力批判や自由美・随伴美を用いて答えていたり。

神について…大工棟梁の源さんがニーチェを取りかかりに答えていたり。

オトナ買いって…地元商店の人が言語と認識から答えていたり。




法治社会の源泉が辿れそうな解答とか…なるほど!って思う回答もあるけれど、読んでいて思うのは訳知り顔で自慢げに高説を語り始めるいいオトナ。

その職業や人となりに合わせて想像される語り口調にしたりして(一人称アタシや俺や…)、その辺に取りつきやすさを演出しているんでしょうね。でも現実に、哲学に通じたオトナってそんないない。

悪いことを言っているんじゃないんだけれど、なんかウザい…みたいな。ww


何かの折にそんな話しを一つ二つ耳にするならまぁいいのだけれど、まとめて33編なんてはやっぱりウザい;

哲学の取りかかりに…と考えられた企画本な感じだけれど、かえって哲学が遠くなりそう。
(⌒⌒;


感謝します、ありがとうございます。

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2013年09月05日

他喜力/西田文朗:徳間書店

人を喜ばせること。
人の喜びを自分の喜びとしてともに喜べる力。
天才・成功者とそうでない人の違いは他喜力だった!!


センセーショナルな物言いだけれど、要は「慮り」をいいたいのではないかと思いました。
日本社会では古来から連綿と引き継がれ醸成されてきたはずの意識、それが当然ではなくなってきているからこういった本が出されたりするのでしょうね。
明文化しようとすること、そこにそういう時代なんだね…なんて思いを新たにします。

テクニックとしていくつか紹介されていますが…その一つ、「誰にでもできることを誰にもできないほどきっちりやり続ける」、なんかどっかで見聞きした一説です。



そのテクニックの一つとして、「駆け引き」が引き合いに出されています。

一万二千で売りたい商品があったとします。
まず一万五千と話してみて…「それでは無理」となったら「おいくらなら?」と聞いて、「一万一千」と言われて「それは無理」と答えて、「それでは一万二千では?」と互いに譲歩した形にする。


確かにそうして至ることができたなら皆が笑顔でしょう。
そこで最初の一万五千を素直に受けて、応じる人がいたらどうするの?
…後から「一万二千でも行けそうです!」とかいってキッチリ値引するの?
…たぶんおそらくぜったい、しないでしょ?
そうして一万五千で買っていた人が、何かの折に他所で一万二千で売っているのを知ったらどう思うでしょうね???

そういうダブルスタンダードがmoyaは嫌いです、一期一会を大事にしていないと思うからです。
「そういう知られたくないことは、どこからか相手の耳に届いてしまうもの」…それもどこかで見聞きした一説です。



全体を通していいことは伝えている本だと思います。
技術論に落とし込めるくらいによく練られたのでしょう。
メソッドを伝える通信教育を主体にした会も催されているようです。

必要とされる方には・響く方には響くのでしょう…そんなことを思いました。

感謝します、ありがとうございます。

posted by moya at 21:13| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月23日

円高の正体/安達誠司:光文社新書

現代経済の解説本。

「良い円高」なんて言葉が学者先生やコメンテーターの口から飛び出していることに憂いたことからの本なのかな…そんな感じ。

デフレ予想が円高を招いている、その改善にはマネタリーベースの増加=金融緩和だ。との結論のようです。


その結論に至るまでは為替相場の背景やチャートの解説や円高或いは円安による市中の風景や…、色々話しを膨らめています。

なるほど〜なんて思わせる解説には長けていますが、まぁそんなものだよね・そんなもんだよねなんて、新しい視点の提示ではないようです。


気になったのが、手にした本が六刷り!
この内容で六刷り!!
はー、やはり経済関係をしたり顔で解説すれば需要あるものなんですね〜。
(⌒⌒;

感謝します、ありがとうございます。

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2013年07月20日

クルマを売りたいのなら、クルマの話はやめなさい!/高塚苑美:すばる舎

商品そのもの…カタログに載っているようなデータではなく、そこにある背景や実際にその商品が使われている風景のお話をすることで、お客様ご自身がそれを手にされていることを想像させやすい。

目の前にいる相手を好きになり、魅力を引き出す・引き出そうとする会話。
「売るつもりがないのかと思った」なんて言われたことで何かに気が付いた著者。友達ではないのだから、売ろうとする姿勢を見せることも大切。


ミラーリングや心理学的要素も織り交ぜつつ、わかりにくい説明をお客様の性別・年代に合わせた話題に置き換えてわかりやすくしたり(コーティングの説明を、40代男性であれば靴の手入れ・30代女性であればネイルのトップコートなど)。
その基本は信頼ある人間関係。
何気ないお話しや小さな約束を“寝かさない”。
わからないことには「わかりません」と答え、わかる人を探して話を繋げる
自分自身にわかりやすいポイントを作り、「イジラレやすさ」を演出する。




今回のそれは商品であるイタリア車と著者のイメージとキャラクターが合致したことで大きな成果に結びつくことができたのでしょう。
要は「魅力的な人間作り」、ここでのそれは「目の前にいる相手に共感する能力」に尽きそうです。
但し、相手が目の前にいるときだけではなく、お会いしていない時にもお会いする時のための布石を置きつつ。

一度お会いしてみたいものです⌒▽⌒


感謝します、ありがとうございます。

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2013年07月12日

「NO」と言える日本/盛田昭夫・石原慎太郎:光文社

初版発行が1989年1月!…流行語のように言われていた頃もありましたが、もう二昔以上前の事なんですね…。

ユーロと呼ばれる通貨も地域もなく、中国はまだまだ下請け・外注先な感じで、気にすべきは日米関係。
バブル経済華やかに、ジャパンアズナンバーワンなんて言葉も飛び交いながら、お祭りに興じていた頃。

米国絶対な空気の中で「反米の書か?!」なんて取り上げ方もなされていましたが、そんなつまらないことを言おうとしているのではないのですね。


なんにしても正論の本。
驕り高ぶることなく、フェア(公正)であれ。
依存することなくアメリカを反面教師にして日本の良いところを伸ばし、良いところも悪いところも認め合える関係を。

数年後にはバブルがはじけ、長いデフレ期に突入するのですが。
視線がアメリカだけに向いていることに、今となると平和を感じますね。


感謝します、ありがとうございます。



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2013年07月09日

エネルギーと原発のウソをすべて話そう/武田邦彦:産経新聞出版

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石油燃料は枯渇する、原子力は必要なエネルギー
原子力は安全なエネルギー。
今原子力を止めると、エネルギーが足りなくなります。
京都議定書とは、実質日本だけが削減義務を負い、他参加各国は実質増加枠を得ている。
エコバックという有名無実、むだにしていた資源の有効活用だったのに…。タテマエとしての「エコ」や「省エネ」は大きな資源の無駄遣い。
…つまりこれらはみんなウソだった?!…


何がなんでも原子力推進ではなく何が何でも原子力反対でもなく、私は安全な原子力推進派です。
(そもそも)宇宙には原子力(核融合)しかない。

ダイナマイトが悪いのではない、人間の心が悪い。



原子力利用のベースにある、矛盾した三つの問題
○資源が枯渇したときには原子力エネルギーしかない
○原爆は人類が絶対に使ってはいけない
○「強いものが正しい」という国際社会の現状

水力発電も、もとは太陽エネルギー
エネルギーの循環をダムでせき止めるから、環境破壊・自然破壊の原因にも。
「スウェーデンでは電力の50%を水力で賄っている」とは、人口密度と国土面積を無視した困った話。

太陽光発電はコストがかかりすぎ、補助金ありきな政策。
地熱発電は、そのエネルギーを流す「冷えたところ」がないので苦戦。
風力発電も、風下に行くはずのエネルギーを横取りしている、森がなくなる。
当面は石油・石炭・天然ガスに頼るしかないと考えています、石油系エネルギー(還元炭素)は8000年はもつからです。



福島原発の事故は想定通りに進んだ。耐震基準が震度5だった福島原発、震度6に見舞われ異常が生じても何らおかしくはありません。

数限りないウソ、「原発は日本のエネルギー政策に必要だ」ありき、「だから原発は安全だ」という論理。
(原子力)保安院という組織は、「原発の安全」などにはまったく関心がありません。



結局、地震は予知できない?

東大教授…彼らのもっとも優れた(?)能力は、「一般人にはどこまでがわからないか」をよく知っていること。相手が「わかっていないな」と思うと、自分が有利になるウソを言う。
リサイクルやダイオキシン、それに地球温暖化でこのようなトリックを多く見てきました。それにNHKや朝日新聞などの大メディアが追従します。国民は「政府、NHK、朝日新聞、東大教授」とそろい踏みされると、無抵抗に信じてしまいます。
役人と学者の天下り先のために、1978年に作られた「大震法」が諸悪の根源。
東海地震だけに注目、東北地方太平洋沖地震の被害を拡大したという事実。



曖昧な日本人
日夜防衛に努めているにもかかわらず、戦後65年経っても日本は自衛隊を軍とは認めず、「暴力装置」とまで罵ってきた。
日本人の「曖昧さ」が悪いほうにはたらいた例として、「自衛隊」と「原発」は実によく似ています。

再び原発を動かすための資格要件
1. 覚悟を決めて真正面から向き合う力
2. 技術と思想を分けて考える力
3. 科学的事実を認める力
4. 学問と表現の自由を貫く力

技術は思想ではありません。しかし、思想なき巨大技術は崩壊します。技術はあくまでも人類の複利に貢献するものであり、それは学問や表現の自由を厳密に持ってこそ完成すると私は考えます。




…読み終わって…
これもウソなんじゃないの?信じていいの?…なんて、疑心暗鬼な気分です。(苦笑
読んでいても右から左へ流れて行ってしまうような、記号や数式を用いた技術論もありますが;

総論として「日本人として誠実にありましょう」という志と、「嘘で塗り固められた現代社会だけれど、言われているほど悪いものじゃないよ」というメッセージを頂けた気がします。

エネルギー・原子力なんて利権が深く絡んでいるところにウソがないはずがないのでしょうけれど。
人が自らの想いによって発する言葉にウソはない、moyaが認識する問題はそこに悪意があるか否か。

とりあえず…現代社会を支えるだけのエネルギー環境は問題がなさそうなことと、地震はやっぱりいつ起こるかわからないから備えておくこと…そんな感じでしょうか。。。

感謝します、ありがとうございます。



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2013年06月28日

親の品格/坂東眞理子:PHP新書

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子どもを育てることで親自身も成長するのです

隠しだてのない人と人が正面から向き合うことで、それぞれがそれぞれに相手を観て自身を観て、そこに人としての在り方を見出すのでしょう。
…もちろんそんなことを考えて見出そうなんて思っていない人が普通であり大半なのでしょうが、それでもその人はその人なりに何かしら見出していくのですから大したものだと思います



泣けば通じるというものではないことを分からせるのも親の役目。
いろいろな機会に素直に「ありがとう」といえる心を育てる。

親という実践を通じて良い叱りかたと悪い叱り方がわかってくる。
お辞儀の仕方や行儀作法を教えるのも親の役目。
ひいては自立した人間を育てること。
電車やバスで子供を座らせて親が立っている光景もよく見ますが、子供なら立たせたいものです。

〜人間性を育む〜
約束は守る・悪口を言わない・差別をしない
自信を持たせる
正しい日本語を使う・人間性の基礎は日本語です。
悪いことをしない、自分を戒めることができる子。



細かな技術論もありますが、要は正論。
とてもできた方でいらっしゃるお姑さんや小姑さんのお話を伺っている…そんな気分を味わえる本。
親子であっても人と人の関係であることに変わりはない、互いに自覚と敬意を持つようにしましょう。…無理やりにまとめるとそんなところでしょうか。

先の女性の品格とも、いちいちごもっとも…って感じで、新しい視点の提示ではないようです。
でもそういう言葉が響いてくる時もあるよね?
今のmoyaはそういう時ではないようです。
⌒▽⌒;

感謝します、ありがとうございます。



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2013年06月26日

女性の品格〜装いから生き方まで〜/坂東眞理子:PHP新書

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礼状が書ける・型通りの挨拶ができる、ルールとマナーを守る、約束と時間を守る。
丁寧な話し言葉に姿勢よく整えられた佇まい、値段に細かく卑しくならず。
古典文学に通じ草花の名前を知り、四季を感じ表現できる豊かさを持ち。


群れず擦り寄らず礼を尽くし、独りの時を美しく過ごせるゆとりを持つ。


女性は愛されることが幸せと思いがちでしたが、それより女性はできるだけ周囲の人たちを愛しましょう。
恋はすぐに打ち明けない…恋のきわみは忍ぶ花、片思いや思うに任せなかった恋が女性を磨き、心のひだを深めるのではないでしょうか。


自分がしてほしくないことは人にもしない。“孔子” これは品格ある生き方の基本です。
自分のしてほしいように相手にしなさい。“キリスト教”



…つまり「慮ることができる人」であれ。
身なりや所作から、生活の中に現れる【品格】を追い。自身にも周囲にも気配り心配りを忘れず、品格を持ちましょう。
と、そんな感じでしょうか。…

人間としての基礎力とはなんでしょうか…あとがきに綴られた言葉、「○○の品格」という流行+女性の著者だからこそ「女性の品格」というタイトルになされたのであって、その意図は「人間としての品格」を伝えたいように感じました。

感謝します、ありがとうございます。



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2013年06月11日

僕の死に方「エンディングダイアリー500日」/金子哲雄:小学館

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テレビなどを見なくなって久しいmoyaはそのお名前を存じ上げませんでしたが、そのタイトルは「斜に構えた」ものなのか「正面から向き合った」ものなのか、少し興味が湧いて読んでみました。



「トマトを買うならあっちのスーパーが安いよ!」…そんなお買いもの情報が母に喜んでもらえたことから、そういう情報を発信する仕事をしていきたい…現在の金子氏につながるその思いのきっかけから語られ始めます。

人気アイドル並みの過密スケジュール生活を送る中、肺カルチノイドを患っていることを告知されます。

肺がんにも似たそれは治癒症例のない病気、過密スケジュールの中に病院という項目も加わります。
今を生ききろうとするかのような、死へのカウントダウンが始まります。

しかしやはりそれは難病、治癒率をあげたい病院からは門前払いを受けたりしながら、状況を理解し最後まで付き添ってくれる医師・医療施設を見つけ、在宅診療を選択します。

徐々に進行する病巣と戦いながら出来る限りの仕事を…情報を発信し続け、せき込む背中をさすってもらいながらインタビューに答える形で記事にすることも。

その合間を縫って自らの演出も手掛けていきます。
人知れず人里離れた山奥に眠りたくはないということで東京タワー下にお寺・墓地を見つけ、そこで通夜〜葬儀までお世話になることにし、通夜の仕出し料理はどこのものを・その時用のコメントも用意、葬儀の仕出し料理はどこのものを・その時用のコメントも用意。

同級生の弁護士に頼んで公正遺言書を作成、遺産整理にも気を配ります。

僕(金子氏)と妻の二人で暮らしてきた住まいは、僕が死んだあとでは広すぎる。その後の住まいも探します。

一般に普及していない「肺カルチノイド」という病名、死因にそれを使えばその病名が広まる一つのきっかけになるのではないか…、自分の死亡診断書にも気を配ります。

最後に思い付きます、この経緯を一冊の本にまとめようかと。



そうして経緯を語り綴り、奥様があとがきを引き受けられて、完成された一冊の本。
看取ったその夜の描写は、静かな…しかしゆるぎない信頼のある愛を感じさせます。

精一杯頑張ってきているのだから、これ以上何をどうがんばれというの?…がんばれ!なんて言葉をかけて頂いてもつらいだけ。
死は決してゴールではない、生きることと死ぬことはそんなに違いはない。

あとがきで綴られる奥様の言葉は、金子氏の生き方に寄り添ってこられる中で感じ取った死生観なのでしょう。


死ぬまで生きる…かくありたいものですね。

感謝します、ありがとうございます。



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2013年05月06日

葬式はいらない/島田裕巳:幻冬舎新書

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moyaが死んでも葬式不用、弔いとか墓標とか煩わしいことは一切してほしくないと常々思っています。
そんな思いに響いてきたタイトル、興味が湧いて読んでみました。


そうそう!って膝を打ちたくなるようなことがたくさん語られています。

そもそも葬式はぜいたく品であること、最近でこそ家族葬=密葬が多くなってきたけれど、戒名から祭壇から世間体・ランクを気にする人は今も多い。


moya家はあるお寺の檀家になっているので、自分が入るお墓の心配をすることはないのですが、裏を返せば死んだらそこのお墓に納められる以外の選択肢がないということ。

今どきそんな憂いはとても贅沢なことになるのでしょうが、生きている限りはご先祖様の年季法要がもれなく付いてくるものだと思っていたのですが、年季法要が営まれないことの方が多いというのをこの本文中で初めて知りました。

葬儀・告別式の時一緒に初七日の法要を済ませてそれっきりになってしまう方が多く、せいぜい三回忌が営まれればいい方なんだそう。

葬式仏教と形骸化(?)した日本のお寺としては食い扶持が営まれないのは死活問題、戒名料というのはとても貴重な収入源になるのですね。

火葬が当然のように思っていましたが、火葬が普及したのは戦後の話しで、戦前は土葬が多く見られたんだそう。
現代でも山村では土葬が営まれている地域があるんだそう!

お葬式=亡くなった個人の弔いだと思っていましたが、ちょっと前まではなくなった個人が属する家の弔いだったんですね!



終章の最後の方に語られている言葉…
「最期の準備をする間もなく、突然亡くなる人もいる。そんな場合には、残された者は、ただそれを悲しむしかない。その意味では、大往生できるということは一番の幸せであるとも言える。〜(参列した人々の心の中に)故人はもう十分に生きたという思いが生まれるものであるなら、死をことさら悲しむ必要はないし、むしろ故人が立派に生きぬいたことを素直に喜べばいい。そんな葬式なら無用とも言えない。
〜ひとりの人間が生きたということは、さまざまな人間と関係を結んだということである。葬式には、その関係を再確認する機能がある。その機能が十分に発揮される葬式が、何よりも一番好ましい葬式なのかもしれない。
〜最後まで生ききり、本人にも遺族にも悔いを残さない。私たちが目指すのはそういう生き方であり、死に方である。それが実現されるなら、もう葬式がどのような形のものでも関係がない。生き方とその延長線上にある死に方が、自ずと葬式を無用なものにするのである。」


人知れず静かに朽ち果ててみたいものです。
⌒▽⌒v

感謝します、ありがとうございます。



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2013年05月05日

夢を売る男/百田尚樹:太田出版

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まさに今そのカモになっている身としてはとても身につまされる内容でした。
⌒▽⌒;


「世界中のインターネットのブログで、一番多く使われている言語は日本語なんだぜ」
「本当ですか?」
「2006年に、英語を抜いて世界一になったんだ」
「70億人中、一億人ちょっとしか使わない言語なのに?」
「日本人は世界で一番自己表現したい民族だということだ」
〜帯文=本文より〜



最近小さなトピックで目にすることがある「出版詐欺」、それを取り扱った小説。
執筆に当たり取材されたのでしょうね、出てくる数字や繰り出される言葉にはデジャヴを感じるところがたくさんあって、なるほどね〜なんて得心しながらツラツラ読み進めて、つかえるところなく一気に読了。


「敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。
自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦…。
牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは―。
現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。」
〜カバーより〜


自分の本を出したいと思っている人はたくさんいて、褒め称えつつ甘言弄して近づいていけばそこへ乗ってくる人間は結構多いってことなんだね。
だからこそ詐欺同然な価格設定でも、そのエサへ食いついてくる人間は後を絶たない…と。

そのシステムをそっくりまねた…しかしそれはまさしく詐欺なライバル会社の出現。
丸栄社はその訴訟問題にも絡み、話は発展。

「知っているか?現代では、夢を見るには金がいるんだ」なんて言葉を発する主人公にも、最後に少しほっこりと人情味を感じさせてくれたのは、著者である百田氏のご好意なのでしょうか。





その投資金額は決して少ない金額ではないけれど…原稿を印刷・製本するだけならその半額以下でできることだけれど、…校正からデザインから全国書店への配本や…そこにあるシステムとノウハウを使わせて頂けるのだから、決して高くもないと思うんだけどな。
契約に則ったサービスの提供と代金の支払い、それは普通の商行為だと思うのだけれど。その大半がBtoC(法人対個人)になってしまうことで、商行為に長けた法人の口車に個人がのせられやすくなってしまうことが問題のひとつになるのでしょうね。

それがこれだけニュースバリューを持ってしまうということは、【内容をよく把握せずに契約して…一万部二万部三万部…二刷り三刷り四刷り…、ベストセラー作家になって一躍時の人、印税収入で悠々自適な生活…】勝手に描いたそんな絵空餅・妄想から覚めた時、「話しが違うじゃないか!」って騒ぎ立てる人が多いってことなんだろうね。
そんなベストセラーを連発する人なんて地球上で何人?ってレベルの話しだろうし、そういう人だって原稿用紙何百枚って内容を定期的に書き上げるのは楽じゃないと思うし。

夢をもらえたんだからいいじゃない?…なんては暴論になってしまうのでしょうか…;

感謝します、ありがとうございます。



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2013年02月23日

下流社会・下流社会第二章/三浦展:光文社新書

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話題にもなった本。

特定の年代別に所得比・男女比・既婚未婚・地域比は・子供の有無…アンケート結果をもとに、ひとつひとつのシチュエーションにおける階層付けをして、一億総中流は遠い昔の話…一握りの上流と圧倒的多数の下流への二極化が進んでいるとする、その解説本。


要は統計学。
そこに一般的傾向は間違いなく現れますし、見出すこともできます。
男女とも希望するパートナーの条件の一つに同等の年収という傾向があるようです、同等の価値観を求めるなら当然有り得る条件なのでしょう。
フリーター・ニートの階層意識は比較的高いものの、25歳を過ぎると急激に低下するそう。
上流ほど自分らしさ嗜好が減り、下流ほど自分らしさを求める。



著者学生時代の恩師、一橋大学名誉教授の宮川氏から寄せられた言葉があとがきにありました。
「所得別とか、学歴別とか言わずに、上流か下流かだけですべての分析をしたほうが面白いね」

それは言い得て妙。
細かく逐一分析していたって、一歩下がってみれば「だから何?」って事柄ばかり。



年収と貯蓄額によって、生活パターンと思考パターンが階層別に画一化してくる。
方程式のような因果関係ではないものの、次第にいつしか横並び。
私らしさを求めているかと思えば、そこに仲間を求める意識が浮かび上がってくるようです。

自分が該当する階層はどこそこで、その傾向は…
思わず探してしまうのは日本人的気質なんでしょうか。ww
面白いものですね。


感謝します、ありがとうございます。



posted by moya at 11:36| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月20日

武士道の逆襲/菅野覚明:講談社現代新書

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一般的・国際的にも通用するようになった「武士道」。
その出自は大きく分けて三つ、『葉隠』的武士道と儒教的武士道と、明治武士道。
江戸時代にも「武士道」という言葉は使われていたが、それは「武道」「剣道」と同様に「士道」の一つとして用いられていた。

現代で用いられる武士道という言葉とそのイメージは明治30年以降に一般化、それは新渡戸稲造「武士道」によるところが大きい。



一族の生死存亡を自らの腕にかけた者、それが武士。
甘さが直ちに死を招く世界では、己に対するいささかの手加減も許されない。
存亡を懸けて、自己を問う。

警察官は法に縛られ・正義の味方は正義に縛られ・子を思う親考は情愛に縛られる。
賊が我が子に刃を向けた時、「今欲しているのは子供の命か?私との勝負か?」冷静に賊へ問いかけられる、常日頃からの覚悟。
制約されるとは、弱みを持つことと同じ、それこそおくれをとっている。
存亡を懸けて、自己を問う。


武士の世界における常識人は、今日我々が思い描くような、何事にも中庸を取る穏やかな平均的人間のことではない。
武士の世界のバランスは、過不及を削った適度としての中庸のことではなく、一人の人物が過激な両極端を矛盾なく体現するところの中庸なのである。両極端を足して二で割った常識ではなく、両極端をそのまま包み込む、いわば両極端を越えたところにある常識なのだ。


「武士という特殊な存在様態を通じて自覚された人間存在の一般性」(「武士における人間性の自覚」木村純二)
「面は冷なるを欲し、背は煖なるを欲し、胸は虚なるを欲し、腹は実なるを欲す。」(「言志録」佐藤一斎)


明治に入り「軍人勅諭」「教育勅語」大和魂と呼ばれるものに変化した武士道。
キリスト教的思想+国民道徳=明治武士道。

しかしそれは「人倫の世にあるは、皆妻子のためなり。」(陸奥話記)と叫んで戦った「武士の思想」では決してないのである。






ある意味「明日死ぬと思って生きよ・永遠に生きると思って学べ」の体現ですね。
常に死と隣り合わせ・死を覚悟した態度には、今を真摯に生ききろうとする覚悟が見て取れる気がします。

そこに余裕を取り込んで、イマドキの浅薄な在り方にもなじめるように生きているつもりのmoyaですが。
そのせいか「冗談が通じない」なんて言われることが時々あります。
⌒▽⌒;

感謝します、ありがとうございます。



posted by moya at 00:43| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月13日

なぜ、働かないで年収一億円になれたのか?/川島和正:三笠書房

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つまり「成功マニュアル本」の類のようです。


今のままではダメだ!(という意識が何より唯一の原動力、その意識の強さが結果につながるってことですね)
(いわゆる)「守破離」

現在の状況と問題・そして夢をリストアップ。唯物的なものから…唯心的なものまで、○○を手に入れ・どうなり・どういう感情を味わいたいのか。
「本当にかなえたい夢」に絞り込み、その障害となる問題を取り上げて、一つ一つ障害を取り除いていく。
(目的地がわからないとどうにもならない。目的地を意識することで、そこへ近づくことができる。)

いつかは…ではなく、期限を設け予定を立てて、それに沿って行動する。
(Do It Now…今ですよ、今!)


コンビニ弁当・ジャンクフードは摂らない。
水とビタミン・ミネラルを多く摂り、ここぞという時には糖質を摂る。
よく噛んで食べること。食べ過ぎないこと。

有酸素運動・睡眠法・身体や意識の使い方。
(身体が唯一無二の資本であることは疑いようがなく、決しておろそかにはできません)


結果が出るまで継続する。
(あきらめが・往生際が悪い、その方がその点有利)




何かの事業であったりプロジェクトであったり、なんでもまず目的・目標ありき。そこへ向けて一つ一つ・一歩一歩努力していく。
仕事だったらそれを当然にやっているような人でも、私事だとナアナアにしてしまいがちな気がします。
法人や株主にそれを捧げてしまうのはいかにももったいない、自分のために使おうよ!ね♪

…少なくとも、「働いて年収一億円になる」方が難しいよね。www

感謝します、ありがとうございます。



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2013年02月11日

「誰からも嫌われない」図解店員のマナー:サンクチュアリ出版

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店員のマナー…接客業に就く人、そういう人がわきまえておくべきこと。

そんな狭義の視点を掘り下げてみた本かな…なんとなくそんな先入観を持ちつつ、読み進めていくうちに。

BtoB・BtoCに決してこだわらない、人と人が気持ちよくコミュニケーションを図りまたそれを快く終えることができる、そんなスキルを説いた本であるようだと思い直して読み進めます。



「スモールゴールの達成」などは、モチベーションを高く保つための、店員に限らない方法論の一つでしょうし。
身だしなみ・正しい敬語・話しを聞く姿勢…、それこそ店員に限らない社会人としてのマナーの一つになるでしょうし。


POPの書き方とかは小手先技術のような気もしますが、それでも…それを見た人の目にどう映るか…少なくともそのくらいは想像できなければ快いコミュニケーションの演出には適いませんよね。


経営としての数字が把握できているか…。サービスという自己満足で終わらない、win-winの関係がそこに出来ているか。
たとえ一店員に過ぎなくても、そういう意識は自然と現れるものですよね。


一人の人として、今私はその人を慮った行動ができているか、その需要を満たすことができているか。
今私は他の人(お客様)の目にどう映っているか…。
店員に限らない、人として心掛けていたいものです。

感謝します。ありがとうございます。



posted by moya at 12:44| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする