〜Amazon商品の説明「内容紹介」より〜
両性を体験してみたら人間や性(生)の本質がわかるので
はないかと思い立ったmoya。「男性」という幸せに改めて
気づき、「女性」という楽しさと生き難さに気づく。年齢
の割に波乱に富んだ人生を体験した著者だからこそ、まだ
まだ有象無象相対事象を感じたいという。そしてわかる生
きることの本質。「愛」の絶対価値。
流行りの女装ではない「人間とは?命とは?『生きる・存
在・在りかた』を考える」哲学の書。
両性識有/望月泰宏(Amazon
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「二枚舌」だとかダブルスタンダードだとか…
相手によって対応を変えること。それをを恥じる?戒め
る?…人として好ましくないもののひとつとしてよく言
われていると思います。
だけど現実にはみんながみんなに、それぞれがそれぞれ
に違う対応をすることが当然な世の中。
「我が身かわいさ」だとか自己中だとか…
自分と相手の優先具合、その落差が大きいこと。それを
恥じる?戒める?…人として好ましくないもののひとつ
としてこれもよく言われていると思います。
だけど現実にはみんながみんなに、それぞれがそれぞれ
に違う対応をすることが当然な世の中。
それって人としてどうなの?
…なんて思うから。
「四面楚歌な状況の中…私がどんなに追い詰められても
所詮みんなにとっては他人事、我が身のほうが大事だよ
ね。いい悪いじゃなくてそれが当然なんだよね…」なん
てたびたび思わせてくれているから。
…そんななか施してくれる人は本当に嬉しかったし本当
に助かったから。
「お金貸して」という言葉にも差別なく、自分も他人も
親族も友人も知人も…皆愛すべき存在なんだから、自分
のことなら大抵は我慢すれば何とかなるから、今助けが
必要な人にできるだけのことをしてあげるのが一番素直
な在り方か…と。
そう思いつつ今まできていますが、ときどき疑問に感じ
ることがあります。
もちろんそのできるだけのことに見返りなんて期待する
ことなく。
…なんてこっちがいくら期待しなくても、付け入ってく
る人間というのはいるものです。
…そういう人間がいるのが前提だから?二枚舌だとか我
が身かわいさからの行動をしていないと身が持たない…
ような。
“貸して”というからには返済する意思はあるのかもし
れませんが。
返済されるまで、自分の身と相手の身に何も起こらない
と思うことが前提。
未来をそうして決めつけてしまうなんて「思い上がり」
以外の何ものでもない気がします。
(だからこそ金融機関・銀行業は担保をとったり保証人
を確保したり、リスクを最小にしようとするのでしょう)
生きることは素晴らしい。
でも残念なことに…身近なご縁と寄ってくるのは、今を
喜びと共に生きているかたは少なく、反面教師を多く感
じます。
といってそのかたがたに問題があるわけでなく、きっと
それが普通なのでしょう。
だから二枚舌とか我が身かわいさな行動を皆がとらざる
を得なくなり、当然そこに「格差」が生じます。それは
あたりまえなこと。
今ここの人間が見せる表情には「哀しみ」を感じてしま
います。
哀しめることも醍醐味ではあるのでしょうが…。
感謝します、ありがとうございます。