両性を体験してみたら人間や性(生)の本質がわかるの
ではないかと思い立ったmoya。「男性」という幸せに
改めて気づき、「女性」という楽しさと生き難さに気づ
く。年齢の割に波乱に富んだ人生を体験した著者だから
こそ、まだまだ有象無象相対事象を感じたいという。そ
してわかる生きることの本質。「愛」の絶対価値。
流行りの女装ではない「人間とは?命とは?『生きる・
存在・在りかた』を考える」哲学の書。
両性識有/望月泰宏(Amazon
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食が進むのです。
本来は必要ないことなのかもしれないけれど(不食に生
きる人がいる事実!)、必要ないことを必要なのだとす
る人間の勘違いのひとつなのかもしれないけれど…。
食への逃避ではないかと思ったりしますが、食べるとい
う人間の主体的な行動は約束された喜びのひとつ。
今朝食べたカレーのゲップに生きている実感を得たりし
ます。ただもう嬉しくありがたいのです。
…食べる・排泄する・眠る…
それだけで幸せな存在を十二分に享受できる◎
発酵した厚揚げの内臓反応に生きている実感を、幸せを
感じたりもします☆
肥満とは自制心のなさを象徴している…というのも一理
あると思いますが、人の心とは幾重にも織られた織物の
ようなもの、そんな近視眼に評価できるものではないし・
するものではないし・したところでどうなるものでもな
い…のだけれど。
この春からの新たな職場にはとても体格のよいかたがお
ひとりいらっしゃいました。
肥満な画像もたくさん見つけることができます。
およそ間違いのない喜びの体験・記憶な行動。食べる。
食べることへ逃避したくなる気持ちがわかるような気が
します。
しかし、食べる喜びももどかしく、流し込むように食事
をする人ばかりで。それがまた普通で。
食べるという行動は喜びというより栄養学云々など生き
るために必要なのだと理解され、そしていつしか食べる
喜びよりも食べて飲み込み消化することに重きが置かれ
ています。
食べて味わうこと。
食べて飲み込むこと。
どっちが本末転倒なのでしょう。
いえ、どっちが…というより。どちらもでありどちらで
もなのかもしれません。
味わうことも由・飲み込み消化することも由・それを産
業として糧や感情を得るも由…その見事な重層構造☆
加えて…現代社会が抱える問題のひとつに食品の廃棄が
あります。つまりは命の廃棄。
そうしたフードサービスな仕事に就くとき、必ず向き
合わなくてはならないことのひとつが廃棄処分な場面。
食べられるものを捨てならなければならないのはどうに
もせつないのです。
料理人・パティシエになっても切ないと思ってしまうの
です。
それでも選択肢としてそれを否定することなく、201
6年〜2017年の就職活動の中でも何社か応募させて
いただいたのですが、ご多分に漏れずそのことごとくが
不採用。
食べものを・命を廃棄することのない…その意味では気
楽な製造業に就く今の状況をありがたく感じたりします。
そうして…フードサービスな仕事・稼業からは気持ちも
(就職・転職活動の)行動も離れていたのですが、調理
師免許を持っていて自分のお店を開いたこともあるから
なのでしょうね、フードサービスな仕事の提案を頂けま
した。
提案であり採用が確定したものではありませんが、その
就業地は自宅の徒歩圏内であり・マネージャー待遇前提
のものであり(=現場を離れれば廃棄処分に立ち会うこ
ともない◎)、いろんな意味で希望が叶うものであった
りします。
それもこれもご縁の妙。
私は今ここに在る感覚を満喫しながら物語が綴られてい
ます。幸せです。
醍醐味が味わい深く、嬉しくって楽しいのです◎
感謝します、ありがとうございます。